杉耳付き無垢一枚板カウンターテーブル作りました。

杉の耳付き無垢一枚板でカウンターテーブルとハイスツールを製作しました。市販のカウンターテーブルはだいたい高さ90センチが多いですが、これは100センチで少し高めにしています。スツールも合わせて65センチと高めです。両方高めなのでちゃんと足置きも付けました。テーブル、スツール、お好きなほうに乗せることができます。杉を使っていますので、軟らかく傷や打痕がつきやすいですが、座ると木のぬくもりと柔らかさを体感できると思います。キッチンのカウンターテーブルや自宅のバーカウンターや趣味、仕事用のデスク、何にでもつかえます。

 

 

 

 

無垢材の反り止め(木製コマ止め)

無垢材の天板と幕板や椅子の座と脚の固定によく使われるコマ止めです。市販の家具はほぼ金属のコマ止めですので、無垢材の反りをおさえる力はありません。木製のコマ止めはビスで固定しますのでメンテナンスが簡単で無垢材の反りをおさえます。接合面に1mほど傾斜をつけることによって、しっかりと天板を引き寄せます。手作りなので手間がかかりますが。

 

 

無垢材の反り止め(吸い付き桟)

耳付き無垢一枚板でカウンターテーブルとハイスツール製作してます。無垢の木は呼吸して伸縮をくりかえして動きます。割れたり反ったりします。そういうことを最小限に抑えるための工法が昔からあります。市販の家具ではやっていません。裏から見てもらうとわかります。割れには契を埋め込みます。契を入れることによってそれ以上割れないようにします。ほっておくと乾燥により裂けてきます。反り止めには、吸い付き桟、はしばめ、木製のコマ止めなどがあります。写真は吸い付き桟です。アリ溝をほって桟をはめこんで蓋をします。アリ溝をテーパー状にして途中まで手で押し込み最後の数センチだけ叩きいれるように加工します。この部分にボンドは使いません。木を好きなように伸縮させてあげて反りをおさえる工法なんです。きっちり作らないと反り止めの効果は半減しますので手間がかかります。市販でよくある金属の留め金具に無垢の木の反りをおさえる力はありません。

 

 

 

 

 

マホガニーの椅子

椅子出来ました。極力シンプルにしました。おしりの部分はかるく掘り込んであり、背中のあたるところはアールをつけてあります。マホガニーの色合いがとてもきれいです。オーダーでもお作りしますよ。お客様のオリジナルの椅子もお作りします。お気軽にお問い合わせください。

ただいま製作中の椅子

ただいま製作中の椅子です。かなりシンプルに作っています。

 

 

組んでしまえば見えないところです。左の写真のほぞを組むと右の写真になります。手作りと量産の決定的な違いはこういうところです。こういう手間のかかるほぞ組みなどをすることによって丈夫な家具になります。完成したらわからないので知っていてほしいところです。