今回はなかなか大変。お客様がとても匂いに敏感で、塗装もボンドもダメということで。
とにかくボンド不使用はやっかいです。しっかり作らないと話にならない品になりますから。
材料はは無垢の一枚板からすべての材を切り出しました。
製作工法としては加工跡が見えないように板の上部にはホゾ+ステンレスのビス。
裏の下部には吸付き桟で反り止め+固定で。
これだと木栓なども使わないですし。
簡単そうですがきっっちりした仕事が求められます。
なかなか、ザ・木工!てな感じの仕事でした。
オーダーしていただいたキッチン用の収納棚です。木材はパイン集成材です。木の温もりが感じられる仕上がりになったと思っています。
お客様の使用目的に合わせて作りました。1番下は梅干などの漬物のつぼを置くスペース。2段目3段目は扉が付いており食器の収納スペース。その上の抽斗はお箸等の収納。その上のオープンスペースはレンジを置くスペース。その上の天板にも置けるような高さにしています。1人で使うらしいのでキッチンに必要なものを凝縮した家具です。オーダーだからこその仕様です。
こちらはリメイクといえばリメイクなんですが、いらないクローゼットの扉が無垢の木なので棚にできないかとご相談いただき製作したものです。まあ切って組んだだけなんですが棚になってます。これはこれで面白いですね。
材料にマホガニーを使ったハイチェアーをオーダー製作しました。
カウンターテーブル用の高い椅子です。
脚と貫の接合部はほぞを貫通させてデザインにしてみました。これははじめてやってみました。いつもは貫通させたら楔を打つので。なかなか面白いと思うのですが。
座面はおしりともものあたる部分を掘り込んであります。鉋で削りだしてます。
背板は丸く背中を囲むようなやつがいいということでしたので、メイプルで核接ぎしたマホガニーを削りだして作っています。もたれたときに痛くないように斜めに削りだしています。アーム部分は椅子の高さがかなり高いので腕まであると座りにくいので肘あて程度のながさにしています。
マホガニーの落ち着いた風合いがとてもいい感じに仕上がりました。