ギターのトップ割れのリペア(修理)

P1020049アコースティックギターのトップ割れの修理の依頼があり修理させていただきました。

ヤマハのLL-33Jです。テリー中本さんのサインもラベルにありましたよ。かなり弾きこんであり風格ただよう1本でした。

 

P1020052トップが割れて段差ができてます。

 

 

 

P1020057 割れ目にボンドをすりこみます。

 

 

 

P1020058 ボンドをきれいに拭き取り、クランプで締め付けます。力加減に神経つかいます。

 

 

 

P1020064段差がなくなったか確認。

 

 

 

P1020067 木目の交差したパッチをクランプの届かない位置なので強力マグネットで接着しました。

 

 

 

P1020071タッチアップはしないのでこれで終了です。

リペア終了後確認で弾かせていただきましたが、すごいいい鳴り。これが何十年弾きこんだ音なんだなと感じさせられるギターでした。とにかく低音をアタックしたときの音がたまらない。このギターいろいろ採寸しましたがスケールは648mmのフェンダースケールにボディ厚は100~125。大きいです。ブリッジも他より大きいし。ですが大きなギターの良さも再認識させていただきました。

次の製作で試したいことをいろいろ発見しましたしやっぱりギターはおもしろい。